Report第12節：対流通経済大学戦

アミノバイタルカップを初戦で落としてしまい、切り替えてむかえた後期関東リーグ初戦の流通経済大学戦。関東リーグ２部で現在首位の相手から勝ち点を取り、勢いをつけたい１戦。

前半開始から、球際の部分で選手達の気迫あるプレーやゴール前での体を張った守備が目立つ。スライドやボールを奪いきることへの意識が強く、粘り強い守備がみられた。

しかし、奪った後のカウンターをうまく仕掛けることができない。前半１０分、相手の巧みなパスワークからミドルシュートを打たれるもゴール右に外れる。

前半１３分にはゴールキックのセカンドボールを拾われ、裏に抜けた選手にシュートを打たれるが、キーパー岡部のセーブに助けられる。その後も、キーパー岡部や６番原川、５番尾曲を中心とした守備が続く。良い形の攻撃をつくりたい明学だが、相手の切り替えも速くなかなかボールを持てない。

守備の時間が続いた中迎えた前半２２分に試合が動く。ゴールキックのセカンドボールを拾われ、巧みなパスワークからゴール左隅に決められてしまう。その後も流れを変えられず決死の守備で１失点におさえ、前半終了。

迎えた後半、なんとか自分たちの時間を増やしたい明学だが、後半開始早々ミドルシュートを浴びてしまう。

相手陣で積極的にプレスをかけるも、奪いきることができず、ショートカウンターにはつながらない。

後半２分、ようやく良い形の攻撃を仕掛けることができたが、シュートまで持って行くことができない。

後半５分には相手のクロスから失点してしまう。後半８分、カウンターを仕掛け、１度は阻まれるも２２番森田の仕掛けから１５番河崎に渡りそのままシュートを打つもゴール右に外れる。

サイドを起点に攻撃を仕掛けるがゴールまでが遠い。クリアやゴールキックで陣地挽回したいところだが、ほとんど跳ね返されてしまい、セカンドボールも拾えず自陣での守備の時間が続いてしまう。

後半１８分、相手に裏を取られてしまい、クロスをあげられ失点。直後の後半２１分にもクロスから失点。

後がなくなった明学は相手陣で激しくプレスをかけ続ける。後半２３分、９番武田が相手陣内でボールを奪うと３番森山に渡りそのままミドルシュートを打つが、惜しくもキーパーに防がれる。

その後は少しずつだがチャンスが増え、あと少しのところまで迫る。すると迎えた後半３９分、途中出場の８番石坂が相手陣内でボールを奪い、途中出場の１０番天本につなぎ、最後は３番森山がシュートを打ちゴール。

後半４５分には１０番天本のクロスに３番森山が合わせるも追加点ならず、１－４で試合終了。

リーグ戦５連敗となり最下位という結果で、厳しい状態が続く明学。後期初戦の大敗から何を学び、次の試合にどう生かすかが大事になってくる。